8月のプレミアム夜食会「星影のインターステラ」


代表のひとりごと編集者/柏子見

映画は好きでよく見る。
やはり洋画が多いかな。
好きな監督は、デビット・リンチ、ヴィム・ヴェンダース。
そして今回のテーマ「インターステラ」を撮ったクリストファー・ノーラン。
「インターステラ」は、ノーラン作品の中では分かりやすい方で、一番好きな映画だ。

ストーリーは割りと単純で、大規模な気候変動で滅亡の危機に瀕した人類が、宇宙へ、その活路を見出す話。

プランは2つ。
スペースコロニーの建造か、別の惑星への移住。

スペースコロニーを作るために重力の謎を解かなければならないし、別の惑星への移住は距離の問題が。しかし、突然土星付近に現れたワームホールにより、移住の為の惑星探査が始まる。主人公は行方不明になった先発隊の後を追い、宇宙の旅に出る…というところから始まる。

人類を救うという壮大なテーマがありながら、ストーリーは主に、親子関係、科学者同士の葛藤など、ヒューマンドラマ的な視点で進んでいく。

柏子見が、この映画の中で好きなポイントがいくつかあるが、一つは、いわゆる超常現象と言われる物が、ある理由でロジカルに解釈されているところ。
具体的には、ぜひ映画を見て欲しい。

結構何度も見ているのだが、見れば見るほど謎が多い。
特に宇宙、物理学に関する事。

「重力ってそもそも何?」
「なぜ重力が強い星では時間の流れが遅くなるのか?」
「光も吸い込まれるパワーのブラックホールから抜け出せるの?」…etc

ネットで調べるも、なんだか難しくてモヤモヤしながら数年が経ったある日。
同窓会で再会した幼なじみの清水くんが、名大で宇宙物理学の研究をしている事が発覚。
「これだ‼」
と、彼に解説を頼むことを決意。

しかしその後、コロナ禍になり頓挫。
やっと禍が明けた今年の初夏、プレミアム夜食会初の高尚なテーマ実現の運びとなった。

清水先生の分かり易い解説で、かなり疑問は払拭されたが、
2〜3時間程度で、宇宙の奥深さを理解できるはずもなく、数日後、清水先生の補足資料を、比較的理解度の高い社員、長谷川が解説するとという、補習夜食会を緊急開催。
なんとか、重力と時間の流れ(インターステラでは水の惑星問題)の理解に至った。

高校の最初の物理のテストが6点だった柏子見が、よくここまで成長したな…と自画自賛しながら、
宇宙に想いを馳せ、物理をちょっと学ぶ夜食会は幕を閉じたのだった。

2023年8月9日

公開日/2023年08月09日



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