コピーライターはどこへ行った


代表のひとりごと編集者/柏子見

ここ何年もコピーライターの募集をしているのだが、なかなか人が採れない。

ネット媒体を使って求人するのだが、そもそも応募が少ない。
昔は栄周辺で石を投げればコピーライターかホストに当たると言われていたのに、どこに行ってしまったのだろう?

そもそも、コピーライターとは何なのだろうか?

世の中にライターと名の付く職業は沢山ある。
オフサイドに応募して来る人たちの前歴も様々で、多いのは編集系ライターの経験者、次に求人系ライター、業界紙系ライターといった順番。

オフサイドで求めているのはいわゆる「SP系ライター」。
SPはセールス・プロモーション、つまり販促広告系のライターという事になる。
販促広告のコピーを書く人=コピーライターなのだが、ちょっと漠然としている。

コピーライターとは、乱暴な言い方すると「キャッチコピー」ではないかと思う。

宣伝会議なんかのコピーライター講座とか見ていても、やはりキャッチコピーの課題が多い気がする。

商品やサービスの魅力を、数文字の短い言葉に凝縮して伝える。
まさに職人技、誰にでもできるものではない。
我々の若い頃は、そんな素晴らしいキャッチコピーがいっぱいあった。

コピーライターはある意味預言者で、その素晴らしい言葉を信じて消費者は商品を買っていた。
価値観の主導権が、広告を発信する側にあった。
だからコピーライターはすごく力を持っていたと思う。

今はどうだろうか?

価値観の主体はずいぶん変わってしまった。
色々な要員はあると思うが、やはり大きいのはインターネットではないかと思う。

つまり口コミというヤツだ。

消費者はコピーライターの言葉では無く、信頼できる友人の言葉を信じる。
夢とか幻想より本音が求められる。

コピーライターが集まらないのは、僕達のコピーライター認識がもう古いのかも知れない。
そんな時代だけれど、そんな時代のコピーライターの役割があるはずだ。

それを考えて行かなければいけないんじゃないかと思う。

 

 

公開日/2016年03月11日



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