Staff-19 林知美は「一枚うわての女である」である


代表のひとりごと編集者/柏子見

今を去ること数年前、オフサイドには恐るべき極秘プロジェクトが進められていようとしてた。

それは、Yディレクターの一言がきっかけだった。

「もし林が結婚とかして辞められたら、メッチャ困るんだよな…」

「確かに困るな…」

「どうしよう…」

「う〜〜ん…林が男だったらな〜〜」

と、ジェンダーフリー無視も甚だしい発言まで飛び出す始末。

「だったら、林知美を男にしてしまえばいいんじゃなないか?そうだ、林を性転換させよう!」というものだった(笑)

そして、それは往年のMacマニアならクスリと笑ってくれる「スタートレック・プロジェクト」と名付けられ、計画が着々と練られていった。
取りあえず社員旅行と称してモロッコあたりに連れ出し、薬で眠らせた後に性転換手術、目覚めた時には『林知男』になっている…という寸法だった。

…しかし、残念?な事に「スタートレック・プロジェクト」本家と同じく失敗に終わった。

計画実行前に林は結婚してしまったのだ。
しかも予想を超える「デキ婚」

林が危険を察知したのかどうかは分からないが、彼女の方が一枚うわてだったのだ。

ディレクターYの落胆は激しく、ストレスで酒量が増え、胴回りは失意に比例して大きくなって行った。

しかし、世の中は捨てたものではなかった。
想定外の林の出産・結婚だったが、予想外に育休後、林は戻って来てくれたのだ。

2019年現在、林は2児の母として育児に仕事に全力投球。
(ちなみに柏子見は、深夜にしか家に帰って来ないため「1時の父」と呼ばれている…)
オフサイドのワーキングマザー先駆けとして、実績を作ってくれている。

これは林がオフサイドに欠かせない人材だと言うエピソードなのだが、
彼女の魅力はやはりその「一枚うわて」な能力だ。

アイデアにしても、コピーライティングにしても、会話にしても、
こちらの想いの一枚うわてを行ってくれる、それが林の強みなのだ。

かねてから私は、コミュニケーション能力とは「ボケとツッコミ」だと思っている。
先輩がボケればすかさず突っ込む、後輩が突っ込み易いように先輩はボケる。
会話の二手、三手先を読む能力、これがすごく大切だと思っているのだ。

林はその能力に長けた「一枚うわて」な女なのだ。

公開日/2019年05月13日



関連記事