No.29 ジブリっぽいモノが好き


脇道映画館 〜わたしのジブリ〜編集者/柏子見

ジブリ、好きです。
作品はだいたい見てるし、金ローなんかでやってれば
何回も観てるのにまた観ちゃう。
なんででしょう?

中でも好きなのはナウシカやラピュタの
初期作品だけど、この企画ほぼオーラスの順番なので
作品の詳細を語るのはやめにします。(カブるしね)

この企画でふと気が付いたんだけど、
ジブリってよく比喩表現で使われますよね。
「あ〜これってジブリ映画に出てきそう」「この景色、ジブリっぽくない?」とか。
みんなが感じる「ジブリっぽさ」って何なんでしょうか…
画像検索してみると大半が「苔むした」森や風景です。
コレってラピュタやもののけ姫、トトロなんかの森のイメージだと思うんだけど(腐海もかな)、
ジブリっぽいものというと総じてコレ。

偶然?ぼくは昔から「コケ」フリーク。
最近になってコケリウムとか流行りだして、
おしゃれなインテリアとして扱われているけど…
カイセ少年は道端にキレイなコケを発見すると
ほっこりしながら眺めてました。

今やヨメも巻き込んでコケ目当てに旅をしたりも
しちゃうんだけど(苔寺とかね)、旅の目的は様々で
工芸やアート、建築なんかも絡んできます。
で、コレも偶然? ぼくの一番好きな建築家は
たぶん日本で一番ジブリっぽい建物をつくる藤森照信氏で、
彼の建築作品を見たくて遠方まで足を運ぶことも。
近場で有名なのは滋賀にあるクラブハリエの店舗ラコリーナ近江八幡でしょうか。
屋根が全面コケで覆われていたり、有機的なフォルムの建物が並ぶ光景は
ジブリっぽさに溢れていて最高に居心地が良いです。
マジでここに住みたい(笑)

あまり意識して考えたことはなかったけど
気づけばぼくは「ジブリっぽい」ものに囲まれて
生きてきたようです。
ジブリ作品を観たからそうなったのかはわからないけど…
この文章を書いたことでジブリを好きな理由が
何となくわかった気がしました。

\\\ オマケ ///
流行りに乗っかって
「コケリウムオーム:腐海バージョン」、つくってみましたよ。(色合いはフォトショで処理)

2021年3月24日
海瀬 亨

公開日/2021年03月24日



関連記事