No.10 二度目の衝撃


脇道映画館 〜わたしのジブリ〜編集者/柏子見

流れに乗ってしまうが、私もジブリ映画とのご縁は薄く、映画館も足を運ぶ機会も少ない。
映画館の長所である大画面で長時間見ると、力んでしまうので疲れるからだ。
友人と行く分には問題ないが、一人なら映画を見るまでの労力を考えると面倒さが勝るので行かないのループだ。
こんな前段で名前を出すのは申し訳ないが、そのきっかけになった作品が「千と千尋の神隠し」だ。

当時の自分は主人公の千尋と同じくらいの年齢で、千尋が奮闘する姿を楽しく見れると思っていたが
豚になる両親、湯婆婆、カオナシなど、千尋以外の強烈なキャラクターたちに圧倒され、話が進めば進むほど怖いとしか思えなくなった。
苦肉の策で上映中は薄目で見ていたので、内容は分からないわ疲れるわで散々だった。
これ以降、映画と言うものに対してポジディブに捕らえられず冒頭につながっているくらいに衝撃的な作品だ。


当時の私が振り返って記憶があったのはこの辺まで。ただ、ここに至る経緯は全く覚えてない。

流石にここでお終いにするのは申し訳ないので追記しておくと、何度目かの地上波放送でなんとか最初から最後まで見切ることができた。
映画館で見た時と違ったのは、SNSで作品の実況や豆知識がリアルタイムで流れてくることだ。
シーン内の隠された意図の解説や背景のアイテムのに関する情報が流れてくれば、パワーワードや笑いのネタ要素の方向で盛り上がることもある。
自分の記憶にあるものは熱心なファンが発信している情報が多かったが、最近は番組の公式Twitterがリアルタイム実況してくれる。
ソースの正確性も高い(はず)ので、少しでも作品を知っていれば見ているだけでも面白いと思う。

“2019年8月16日午後7時56分から『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で放送の宮崎駿監督の人気アニメーション映画
『千と千尋の神隠し』に関する豆知識をアンク@金曜ロードSHOW!公式(@kinro_ntv)さんがツイートしています。”
https://twitter.com/i/events/1162318831856996352

このまとめはこの企画のために検索したものだったので初めて見たが、
『宮崎駿監督がこの映画に込めた想いとは』
これ見て当時の私は監督の思惑からかなり外れていたのが判明して、驚きを通り越して笑ってしまった。
時間を経ても衝撃的な作品だと改めて実感した。

2020年10月21日
スギモト ユキ

公開日/2020年10月21日



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