No.18 人類の力、それは底力かもしれない。


脇道映画館 〜わたしのジブリ〜編集者/柏子見

私の選ぶ作品は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」です。
そしてなんと2021年1月23日、遂に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開。
それに合わせて魅力をたっぷり語らせていただきます。

総監督である庵野秀明氏。
知ってる人も多いかと思いますが、この方はなんとジブリ出身なのです。代表作でいえば「風と谷のナウシカ」。巨神兵が王蟲の波を撃破するシーンを担当しました。実はこのシーン、宮崎駿監督の想定ではこんなに過激なシーンにするつもりではなかったとのこと。子供も見るアニメ映画らしくあまり残酷な印象を与えないで欲しいと要請。しかし、それに猛反対の庵野氏。押し問答の結果、庵野氏が折れて要請通り制作を進めたのですが、さすが庵野氏。FIX直前で自分のやりたいように描き直し、強行突破したのです。もちろん宮崎監督には極秘で。(暴走)

そしてこのシーン。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序でラミエルが光線を放つシーンと酷似しているのです。光線を放った直後、ほんの少し間を持たせてから大爆発する演出感が実に憎い。ジブリのDNAを受け継いでいます。もはやヱヴァンゲリヲンはジブリ作品と言っても過言ではないのです。(個人の感想です。)ってことで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」をご紹介させていただきました。

以下多少のネタバレ注意

ジブリと言えば、興行収入No.1の「千と千尋の神隠し」ですが、それを追い抜く勢いで大人気なのがご存知「鬼滅の刃 無限列車編」。300億の男と激闘を繰り広げてくれた猗窩座くんの声優さんは、あの石田彰氏。そして石田氏の代表作といえば、やはりエヴァンゲリオンシリーズでも大人気の渚カヲルくんです。あの冷たくも優しい声が男心までもを脅かします。石田氏のキャラ感を満悦するためにも、ぜひ両作品を見ていただきたい。あと、NARUTOの我愛羅くんも石田氏です。

声優さんの話題で言うと再度出現するのが庵野氏。ジブリ作品「風立ちぬ」の主役:堀越二郎を演じています。庵野氏曰く、夢を形にする人生にシンパシーを感じ、特に役作りをすることもなく自然体で収録できたのだとか。さすが宮崎駿監督。声優選びも一流でした。

庵野氏がエヴァンゲリオン(TVシリーズ)を手がける前に制作した作品は「ふしぎの海のナディア」。この作品も宮崎駿監督が関わってます。未来少年コナンの後に企画した物語だそうです。
庵野氏は「ふしぎの海のナディア」の制作に全身全霊を込めたあまり、心身ともにボロボロに。エヴァンゲリオンの制作に取り掛かるまでに4年かかったそうです。

来年1月に公開を控えたシン・エヴァンゲリオン劇場版。「序」の公開から13年の月日を費やすのも納得です。(その間、シン・ゴジラとかもやってますが。)

先にも書きましたが、庵野氏は心身がボロボロになるまで各作品に全身全霊を込めて制作に挑みます。
このスタンスはまさに「オモイの先へ、一歩ふみ込む。」に通ずるものがあるのではないでしょうか。

特にアニメ時代を知らない若い方は内容が難しくて理解できないって人も多いと思いますが、ぜひモノづくりに対する「オモイ」を感じてもらうべく見てもらえると嬉しいです。

ちょっと長文になってしまってすみません。

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2020年12月17日
高橋 真一

公開日/2020年12月16日



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