17 Many Classic Moments


脇道音楽堂 〜わたしの一曲〜編集者/柏子見

AOR…この音楽ジャンルを知っている人は、
もうオッサンと呼ばれる人しかいないのではないだろうか。

アダルトオリエンテッドロックの頭文字を取ったものだが、
日本語で言えば「オトナが鑑賞するロック」となる。

時は1980年代、サーファーやシティボーイたちが、
小洒落た車でドライブする時に欠かせなかった、
海外のFM局でよく流れる風の音楽だ。

ボビー・コールドウェルやTOTO(便器とは関係ないよ)、
クリストファー・クロス、エア・サプライ、カラパナなど書き出せばきりがない。
2018年にも、実は新曲が出ていたりする。

ボクはかれこれ40年近くこのジャンル一筋、
今では10,000曲を迎えようと言うAORバカである。

レコード音源が高額取引されているため、未だ探し続けている曲も多い…

さて、そんなディープなオッサンに1曲を選べと言う、
とんでもない企画が来てしまった。これは困った!

甘党のボクが最後の晩餐に、
大福か赤福か最中か羊羹か甘納豆から一つ選ぶより難しい!

とはいえ、悩んで悩んで悩んだ一曲をお届けします。

AORの中でも、最近注目のHAWAII系ジャンルから、
昨年も来日公演があった、初期カラパナの2大ボーカルのこちらの方の一曲!

波の音と、潮風に揺れるパームツリーと、
ココナッツの香りを想像しながら聞いてください。

 

Kalapana カラパナ
Malani Bilyeu マラニ・ビリュー
Many Classic Moments
1977

2019.1.11
野村 英二

公開日/2019年01月17日



関連記事