No.29 宇宙の検索アルゴリズム


脇道くしゃがら道〜まだネットにない言葉〜編集者/柏子見

映画「メッセージ」を観た。

柿の種のような形をした宇宙船が世界の各所に出現。
宇宙人の乗った巨大宇宙船は何をするでもなく、その場に留まるだけ。
アメリカでは宇宙人が地球に来た目的を探るため、女性言語学者を宇宙船に送り込む。

宇宙人と言語学者はアクリル板のような透明の壁越しに対面し、メッセージを伝え合う。宇宙人が示したメッセージがこのビジュアルにあるC型の文字。
円周ラインから派生する枝それぞれの形でメッセージを分別させていることを突き止める。
何度も宇宙人と文字を交わすことで、このC型の文字を分析して言語学者は宇宙人の伝えたい事を探っていく。その間、諸々の伏線はあるが、映画だからそれなりに話は修まるが、よくよく考えると分析や解析したところで真に解明できるわけもなく、正解を導けるはずはない。
言語学者の想像の域を超えることはできないし、検索には絶対に引っ掛からない。

検索はアルゴリズム。宇宙人のデータ構造が存在しないから、そもそもデータ解析が不可能だ。

たまたま観た映画に繋げて、「検索」テーマで無理やり、そんな事を考えてみた。(エッセイの本筋と大きくズレてすいません)
このビジュアルの宇宙人が書いたC型文字に、言語学者はどんな意味を見出したのか。
細かく話すとネタバレになるので、ここらで止めておきますが、なかなか深い作品です。

2022年3月29日
高橋 豊

公開日/2023年03月29日



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