No.25 コンセプト Zoomよりも 対面で


脇道ちょっとGPT川柳編集者/

雑談から次の仕事が生まれる、と思う。

コロナ禍を経て、出張が極端に減り、遠方のクライアントとの打合せはZoomが主流になった。
決まった議題について情報共有や必要事項の確認を行い、時間を費やす。余計な事を話さないし、ダラダラと雑談することもほぼ無い。オンライン会議は経費削減や時間短縮でメリットも大きい。
ただ最近思う事がある。新規案件でクライアントからコンセプトを発話されたとき、その真意が分からないことがあるが、「資料もあるし、後で考えればいいか」なんていう事を思いながら、時間の制約を気にして淡々と話を進めてしまう。オンラインに慣れていない私だけかもしれないが、話に広がりがないように思う。

コロナが明けて、先日久しぶりに出張したときのこと。
対面打合せで、アレコレと質疑応答しながら雑談を交える事でクライアントが抱える問題点が分かったり、提案すべき課題も見つけ出せたり、次につながる話に発展したのだ。
この年齢になってくると、肝が据わるのか言いたい事を言うようにしている。
もちろん、そのレベルは見極めるが…。
ときどき間違った事を発言してしまうこともあるが、そういう時は「ごめんなさい」と謝ればいいと思うし、逆に怒らせて本音を聞けることもある。
実際に、そういう経験もあった。会話をしながら、相手の表情を見ながら、対面だから出来ることだと思う。オンラインでは、私にはそれは難しい。

2023年12月13日
高橋豊

公開日/2023年12月13日



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