No.10 カラーパレット 選び尽くせど 迷いの夜


脇道ちょっとGPT川柳編集者/

センスがない人間は、どう頑張ってもセンスがないジャンル、というものは確かに存在するし、
間違いなくそのうちの一つは川柳や俳句を含む、所謂文芸作品だと思う。

私はといえば、そもそも点を取れる武器が長文読解のみで、
かなり苦い思いをしてきた人間だ。
さらに言うと小学校時代の読書感想文も”感想”ではなく、
ストーリーをなぞるだけの”何か”になっていた「もう少し頑張りましょう」タイプ。
そんな創造性も乏しい私の実力が如何程のものかと言えば…………う~ん。

そろそろ察しがついたかもしれないけれど、
これらの長々とした前段は私にとって精一杯の言い訳だったりする。

私では今回の試みも正しく無謀と言うに相応しく、
シャーペンを握り色々と試行錯誤をしてみたものの
結果としてChatGPTさん…様…の足元に泣いて縋り付き
なんとかしてよぉ!GPTえもぉん!状態に陥った。
そこに現在注目されているAIがどのようなものかを経験として知る為だとか。
新たな知見を得るだとか。
そういった耳障りのいい言葉が挟まる余地はない。
GPTえもんはね。どんな人間にも平等なんだよ!

カラーパレット 選び尽くせど 迷いの夜
この川柳はそんな経緯を経て出来上がった。

ChatGPT様には「グラフィックデザイナーの悩みを川柳にして」とお願いしていた。
他の方々の川柳を見るに、これは私の「川柳はネガティブなものであるべき」という偏見が影響しているのだろう。
勿論彼、ないし彼女はたくさんの候補を挙げてくれていたが、個人的な悩みとして
配色が苦手。というものがあった為、この一句に私は強く共感したのだ。

似たような悩みを持って、
毎度ディスプレイの前でウンウン悩んでいるデザイナーさんがいたら嬉しいのにね。
それから川柳も。苦手な人は松井と握手でもしましょう。

2023年8月29日
松井 歩美

公開日/2023年08月30日



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