はじめに


脇道ちょっとGPT川柳編集者/

今年のオフサイドの年賀状に書かれたキャッチは、

CREATIVE COMPASS
「ネガティブを・クリエイティブで・ポジティブに」

俳句や川柳で使われる、いわゆる「五・七・五」で構成される、短い詩の形になっている。

いにしえから続くこの文体は、日本人のミニマリズムとも相まって、使い続けられているが、
なんとなく当たり前過ぎて、起源なんて気にしていなかったのだが、
ネットの情報によれば、「俳諧連歌」というものがあって、そこから派生したものらしい。

連歌というくらいなので、前の人が詠んだ五・七・五の句に自分が考えた七・七を付け、次の人はさらに五・七・五を付ける、を繰り返す遊び、「詩のリレー」だったようだ。
…知らなかった。

今回の脇道シリーズのテーマはこの「川柳」
オフサイドやクリエイティブをテーマに作ってみようというのがコンセプト。

本来の形に沿って「詩のリレー」にするのも面白いかなと思ったのだが、
高度過ぎて「死のリレー」になりそうなので、諦めた…(笑)

世の中に数多ある川柳コンクール。
「サラリーマン川柳」なんて歴史も長いし面白い。
でも何故か、自虐ネタが多い。
人間の暮らしや、営み、人情を題材にすると、やはりそっちにいくのだろうか?
まあ自慢話よりは、ライトな不幸話の方が共感を呼ぶのだろう。

コロナが収束しつつあるにも関わらず、なんとなくまだ世の中に明るい兆しが見えない2023年。

川柳というクリエイティブで、少しでもネガティブがポジティブに変わるよう、
スタッフの詩に期待したいと思う。

2023年6月12日
柏子見友宏

公開日/2023年06月12日



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