デザイントリニティー24


デザイントリニティー編集者/牧村

第廿肆回〈できるかな?〉

私たちが住む地球には、目には見えないが確実に存在する力があります。その代表的なものが重力や空気です。そんな目に見えない力のひとつに太極拳で用いる「気功」があります。「気功」はなかなか実感することが難しいものです。なぜか、うまく使いこなしている人がほとんど無く、そしてそれを指導できる人がいないからです。「気功」と聞くと、とても怪しいものやインチキなものが多数存在しています。なのでこの手の話をすると、なにか怪しい宗教にでも勧誘されるのでは?と思ってしまいがちですね(汗)まあそれはさて置き、この「気功」なる力をうまく使いこなせれば年をとっても充分に力が出せるそうです。ラッキーですね。でも理解も使うことも容易にはできません。そう、これを使いこなすための最初の入り口の力を抜くこと。まずこれがうまくできません。力を抜いて力を出す、これです。基本すらできないのですから使いこなすなんていったいいつになったらできるのでしょうか。まあ人生100年まだまだ時間はあります、気長にあせらず挑戦ですね。さて今回はそんな「気功」についてお話をしてきましたが、以前に先生から聞いた中国の武術の達人についてのお話しをします。その昔、中国に無敵の達人がいたそうです。名前は忘れましたが、めちゃくちゃ強くて誰も敵う相手がいないという噂が街で広がりました。である記者がその達人を取材しようと尋ねると。噂とは違いとても温厚そうな普通の老人だったとか。で記者はその達人に技を見せてほしいと頼むと、達人は「見せるほどのものは何もないよ」と記者をあしらいました。で拍子抜けした記者が帰ろうとした時に達人が「見せるほどのものではないが、これぐらいのことしかできないよ」といって壁に体の側面をくっつけて片手と片足を上げたポーズ(下記図参照)をとったそうです。それを見た記者は。いったい何をしているのか?全く意味がわからなかったそうです。でがっかりして帰っていったそうです。そのポーズがこれです。みなさんわかりますか?これがいかに凄いか?もしこれができる人がいたらお知らせください。普通にやっても絶対にできませんよ、というか無理ですねコレは(笑)

公開日/2018年06月05日



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