デザイントリニティー08


デザイントリニティー編集者/牧村

第捌回〈カラダで感じることの大切さ〉

以前「オモイ」について書きましたが、人はこの「オモイ」をどこで行うのでしょうか?頭の中でしょうか?それとも別の場所でしょうか?またまた禅問答のような問題ですよね。道場で言われることは、頭は考える所、心は思う所、腹は覚悟を決める所、ということで腹つまり「丹田」で感じることだそうです。よく頭で理解出来ても出来ないことってありますよね。逆にカラダが覚えていて何も考えなくても自然にできることもあります。よい例として自転車の乗り方などがそうです。よくよく考えると自転車に乗るのって非常に難しいように思いますが、皆、なにも考えないで乗れますよね?乗り方を理論的に解説しろっていっても難しいですよね。頭じゃなくカラダが覚えている事だからです。そうカラダで思うことが大事だとか。考えてできることではない。ということですね。で、このカラダの使い方が何も考えないで出来れば、もっと楽に、しかも無限大な力も出せるそうです。筋肉に頼らない力(パワー)を出すことですね。広告の制作でも経験を積むとある程度は無意識に感覚でデザインが出来るようになります。言葉では言えない領域が確かにあります。良い例として現在の制作手段でMacというコンピューターで、イラストレーターというソフトでデザインをします。コンピューターは機械なので、数値で情報が入力されます。ということは誰がつくっても同じように出来るはずなのですが、以外に作る人の個性がでます。不思議です(笑)表現の精度が高くなればなるほど、作り手の個性(オモイ)が出るのですね。

公開日/2016年03月11日



関連記事