No.16 __ 夏 __ 冬


脇道未来予想図編集者/

オフサイドがある名古屋市は盆地ではないのに夏は暑くて冬は寒い。

特に夏はできることなら一歩も外に出たくないくらいの暑さ。
5分も歩けば日差しの強さ、コンクリートの照り返し、まとわりつく湿気でお出迎えされるので
対策なしに出かけたその日の夜はぐったり。しかも夜も暑いものだからお手上げだ。
今年は暑さも長引いて、10月の頭も最高気温30℃を超え、
もう秋は来ないものかと思っていたがここ数日でやっと落ち着いてきた。

土地の影響はあれど、大元の原因は温暖化。
もうすでにこんな状態の2024年から50年も経った時に考えられるのは、
春と秋は数週間から数日だけであっという間に終わり、夏と冬で1年が終わる。
「四季」が「二季」になり、春と秋は暦の上だけの言葉になってしまうかもしれない。
春といえば桜、秋といえば紅葉。といった風物詩もだんだん無くなっていく。

もしそうなったらどうなるだろうか?
長い長い暑さに耐えたと思ったら、間髪入れずに冬の到来。
考えるだけでも、自立神経が乱れそうだ!
おそらく温暖化が止まる可能性は低いと思うので
発想を変えて、春と秋を擬似的に体感できるエリアを作った方が早そうだ。

日差しが強く、蒸し暑いなかで桜が咲いていたり
雪がしんしんと降り積もるなかで紅葉が見れたり
不思議な世界が来るかもしれない。

『2074年4月2日火曜日、晴れ。最高気温は30℃、最低気温は21℃です。
なお、桜が見頃になりました。外の気温最高気温は22℃、最低気温は7℃です。』

 

2024年10月23日
スギモト

公開日/2024年10月23日



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