Dギャラリーアーカイブ06


D-GALLERYアーカイブ編集者/牧村

●第1回/元デジタル作家のMACさん登場!

牧村/
こんにちわ、牧村です。前回からかなり時間が過ぎましたが皆さんいかがお過ごしですか?
さて、今回お話を伺うのは元デジタル作家MACさんです。宜しくお願いします。
MAC/
こちらこそ。どうぞよろしくお願いします。
牧村/
さて、早速ですが、「Dギャラリーシリーズ」参加の経緯からお伺いしたいのですが。
MAC/
はい、私は元々デザイナーをしていました。そんなある日、以前より親交があったM専務に
「Dギャラリーシリーズ」のお話を頂きました。当初はあまり乗り気ではなかったですね。
私がデザイナーということもあるのですが、バックパターンなどをレンタルで使用するのは、
もったいない!そんなものは自分で作れば済む!という考えでした。
なので制作しても良いけど、たぶん誰も借りないだろう!というのが私の本音でした。


牧村/
そうですか。あまり乗り気じゃなかったのですね。否定的だったのですね(汗)
MAC/
でね、制作するからには誰でもできる作品じゃなく。私にしか出来ないものを作ろう!
と考えました。売れる売れないはどうでも良い。むしろMacの機能の限界に挑戦するかの
思いで制作にあたりました(笑)当時は今と違ってMacの性能が低かったので制作できる
データに限界がありました。Photoshopというソフトで制作をするのですが、
いろいろなフィルターをかけると、コレが時間がかかる!画面にね時計のマークが出てきて
1時間とか2時間とかずっと回りっぱなしでね。終わったと思うとMacがフリーズしてて
・・・あぁぁぁぁぁっ・・・・・(涙)なんてことも多々ありました(笑)
牧村/
そんな苦労の末、作品が完成したのですね。私も仕事でMacを使っていますが、
ほんとうに昔のMacは遅かったですね。今なんかあの時代と比べたらものすごいですよね。
MAC/
そんな感じで「Dギャラリー1」に参加しました。
他の作家さんがどんな作品を作っていたのか?発刊されて初めてみたのですが、
いろいろな作品がありカタログ自体、幅の広いものだと感じました。
牧村/
その後、「Dギャラリー1」が業界内で話題になり思いのほかレンタルの数が伸びます。
この事について当時の思いをお聞かせ下さい。


MAC/
最初にM専務から連絡を頂きました。「Dギャラリー1」がものすごく売れていると。
とくに3DCG作品はもとより私の制作したバックパターンが売れていると。
これはすごく意外でした。デザイナーの私の頭の中にはバックパターンをレンタルで借りる?
というのがなかったからです。世間ではこんなにも需要があるのだと。改めて感じました。
よくよく、考えてみるとレンタルの写真を使用する場合っていったいどんな時だろうか?
多忙を極めるデザイナーがバックの処理に困り、とりあえずレンタルで使いやすいパターンを
使用する?とか、自分では技術がなく作る事が出来ないので借りるとか?
様々な事情があると思います。私の場合は制作していた当時20代後半でデザイナーとしては
油ののっていた時期です。Macの技術に関しても出初めより使う機会がありましたので、
かなり早い段階で使えていました。でも使えるといってもデザイン制作で使用する範囲内です。
Photoshopに関してはまだまだなレベルでした(汗)がこの仕事を頂いて制作していく過程で
Photoshopの技術もかなり向上しました。ある意味すごくためになりましたね(笑)
牧村/
なるほど、わかりました。今回は第1回目なのでこの辺で一旦終了にいたします。
長時間ありがとうございました。
次回も、引き続き制作秘話をお話いただきます。

公開日/2016年03月26日



関連記事